さて、最近は株初心者には最適と言われているのがインデックス投資で、中でもオルカンとS&P500は人気のインデックス投資先であり、様々な投資に関する記事や本、インフルエンサーでもおすすめされている他、証券会社の人気ランキングでも常に上位となっています。
そんなインデックス投資ですが、現在普及率はどの程度になるのでしょうか。
気になったので調べてみました。
参考になるデータとしては、金融広報中央委員会による「家計の金融行動に関する世論調査」/2022年によると、2人以上世帯において、金融資産に対しての投資信託の割合は、8.6%となっています。
これに対して、株式の割合は20.2%となっていて、投資信託よりも、株式のほうが保有している人が多いことが分かります。
この投資信託の8.6%のうちで、インデックスファンドを銘柄として選んでいる人の割合はどの程度になるのでしょうか。
まず、投資信託全体におけるインデックスファンドの割合は、20%程度だそうです。
そのため、金融資産全体に占めるインデックス投資の割合は、先程の投資信託の8.6%のうちの20%と考えると、1〜2%と考えて良いと思います。
そう考えると、現在様々なところで、投資するならS&P500かオルカン!!と聞く割には、資産全体の1〜2%程度しかインデックス投資に振り分けられていない現状を考えると、思ったより少ないと思う方が多いのではないでしょうか。
また、その1〜2%のうちで、S&P500とオルカンに占める割合という点で考えると、米国が20%程度、全世界15%程度、日本株25%程度とのことなので、オルカンとS&P500に投資している人の割合ということで見ると、資産全体の1%以下ということが言えると思います。
なので、人気の銘柄であることには間違いないですが、世の中(特に投資界隈)で聞くほどには、インデックス投資(S&P500、オルカン)にみんな投資しまくっているというわけではなさそうです。