株式投資で、投資をしている人の平均の利回りは何%程度なのでしょうか。
インデックスに投資していた場合、市場の平均利回りに近いものが得られますが、世の中の全ての人がインデックスを投資をしているわけではなく、個別株をやってる人もいれば、インデックスでない投資信託を利用している人もいるかと思います。
調べてみたところ、これという明らかなデータがなかったので、様々な統計データから予想してみます。
GPIFの平均利回り
日本の年金に基づく資産を運用しているGPIFは、運用を開始した、2001年度以降、2022年度までの年金積立金の名目の運用利回りは年平均で3.60%でした。
アメリカの個人投資家の平均利回り
アメリカの株式投資ファンドの30年の平均利回りは、3.66%でした。なお、S&P500のインデックスは、この30年間の平均成長率は10.35%でした。
これらのデータから推察する日本の個人投資家の平均利回り
統計データから推測すると、よく言われる話ではありますが、平均的なデータで見ると、ほとんどの個別株の投資家は、インデックス投資の利回りに勝つことができません。
また、日本人の投資家は、アメリカに比べると日本株に対する投資の比率が高く、日経平均とS&P500の利回りを比較すると、ここ30年くらいの平均利回りのみで考えると、S&P500のほうが日経平均よりは成長率が高いため、上述のアメリカでの3.66%よりは低い数字になるものと思われます。
まとめ
- 長期で見て年率で平均3〜5%程度の利回りが出せていれば、個人投資家の平均的な利回りと同程度かそれ以上の成績が出せている。
- S&P500や日経平均などのインデックスファンドは長期で見ると債券や個別株、アクティブファンドに比べて高い成績を出しているので、インデックスファンドへの投資がおすすめです。